下野・会津・津軽 手仕事専科 本文へジャンプ
宮染 伝統の江戸手拭いと江戸浴衣の宮染
    今も水量豊かな田川の畔に頑なに守り続ける
株式会社中川染工場
      
〒321−0967 栃木県宇都宮市錦

                                中川専務
 ・・・・手仕事専科では、新”和美との生活”を提唱しています。・・・・

       
●宇都宮市内を流れる田川    ●中川染工場の玄関          ●熟練された「注染」作業
      
●工場内の風景(熱気あふれる)●水洗い(機械化されている)     ●製品

製造工程
@白生地 
 主に小巾綿織物(約33cm〜36cm)が使われます。それぞれに糸の太さとと織が異なります。
  A練地(ねりじ) 
生地の歪みを取り染めやすくするために、お湯に数時間浸します。
B乾燥
天気の良い日に「やぐら」で自然乾燥をします。
 
  C地巻 
生地を巻取り機で丸巻きにします。巻きながら布目をまっすぐにし、ゴミなどの付着物をチェックします。
D糊調合
生地や染料の種類や柄の細かさに応じた硬さに糊の中に水や石灰を加え調合します。乗りはまのり(もち米からつくる澱粉糊)と海藻糊があります。
 
  E型付 
型紙を枠に張り、型台の上に延ばした白生地の上にヘラで防染糊を付けます。
屏風上に生地を折り返し手拭で約20枚から40枚分の型付けを重ねて行きます。
F染料調合
指定の色が出るよう、染料の調合をします。硫化染料、反応染料、ナフトール染料、スレン染料などが代表的に使われる染料です。 
  G染色
型付けされた生地を注染台に移動し、薬缶(やかん)を使って、染料を注ぎ、下から減圧して吸い取ります。
片面が終わったら布地をひっくり返して裏側からも染ます。
 
H水洗い 
洗濯機を使って、布地から防染糊や余分な染料を洗い落とします。
水だけしか使わないので、冬場は冷たい作業です。

  I乾燥
水洗いの後、脱水機にかけてから「やぐら」(ダテとも言う)に布地を干して手拭いを乾かします。 

J仕上 
乾いた手拭いの布地を、再度地巻きして、手拭いの長さにたたみなおして、ロール機を通してシワを取ります。
  K完成 
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