下野・会津・津軽地方に連綿と伝わる匠の技術がつくる 手仕事・伝統的工芸品、民芸品 専科
仕事専科は、㈱とぴい企画のブランドです。「和美との生活」を提唱しております。
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奥会津編み組細工
工房 間方

*国指定伝統工芸品奥会津編み組細工保存会
工房 間方

*現在はこちらの工房作品をお薦めしております。


宮本工芸

*こちらは、勝れた職人の工房です。三代もの「網代編手提巻手」は、伝説の手提篭と言えるでしょう。
現在は、6年待ちです。



竹芸工房「無心庵」

*編組の素材に竹があります。栃木県大田原市は、人間国宝が輩出している産地です。
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奥会津編み組細工  奥会津三島編組品振興協議会から有志の工人による 

〒969-7402 
福島県大沼郡三島町大字名入字諏訪ノ上





 ・・・・手仕事専科は、”和美との生活”を提唱しています。・・・・

福島県大沼郡三島町の荒屋敷遺跡において、縄や籠の編み組等の断片が発掘されており、縄文時代より編み組の技術・技法が存在したことが明らかとなっています。「会津農書」には、会津地方において野草の縄をもって籠を作っていると記されており、「東遊雑記」には、現在の三島町近郊において山菅(ヒロロ)を材料として蓑などの編み組細工が作られていると記されています。また「伊那伊北谷四ヶ組風俗帳」には、マタタビの蔓を細くして「笊」を作り、山ブドウの皮で袋網(籠)を作っていたと記述されていることから、この時代においても、ヒロロ細工、マタタビ細工、山ブドウ細工が日常の生活用品として作られていたことがうかがわれ、今日まで受け継がれています。

現在では、三島町を主な産地とし、ヒロロ、山ブドウ、マタタビ素材とした手さげ籠、抱え籠、肩かけ籠・菓子器・炊事用具などが作られています。自然素材を用いた堅牢で素朴な手編みの良さが特徴です。

三島町においては、昭和40年代から高齢化により、編み組細工製造従事者が減少していることから、数百年来受け継がれてきた技術・技法を維持・伝承するとともに自然との共生を目指す生活工芸品を地域産業として振興し発展することを目的とし、編み組細工の技術指導、品質管理、需要開拓等の『生活工芸運動』を重点施策として推進してきており、今日では従事者数も増加してきてます。

今日は、奥会津三島編組品振興協議会の工人の方3名が、作品紹介ということで、ご協力を頂けることになり、お伺いした。またたびの米研ぎ笊とヒロロのショルダーバッグ、そして山ブドウ籠の3点であるが、私にとっては、ひじょうに貴重な商品である。
毎年行われている工人祭で、いろいろの作品を拝見したが、その素朴なそして丁寧緻密に編みあげた伝統品は、技術的にも優れており、経済産業大臣指定伝統工芸品に認められている。美智子皇后様もひろろのバッグを求められており、手触りや形とも美しいものである。ぜひ、私のネットでご紹介したいと以前よりお願いしていたが、協議会の有志の方が、商品を提供してくれることになった。
手仕事は、作り手のセンス「向き不向き」が、大きく関係する。今回の3人は、その筋の名人であるが、名前をださないことを条件に3工房としてアップした。注文が来過ぎて困るからとのこと。仮に三島太郎、次郎、花子としておきたい。
 

編み組の紹介 (奥会津三島編組品振興協議会のホームページ「雪国の手仕事」から) 
生活工芸館の入り口看板林間の風情のある建物である。ふるさと会津工人まつり、会津の編み組工芸品展、全国編み組工芸品展などを開催する。。 代表的な山ぶどう細工、ヒロロ細工、マタタビ細工である。それぞれに美しい形と光沢色合いとも風情のある作品である。
工芸館内の展示場。山ぶどう細工の作品が、沢山並んでいる。 マタタビ細工の作品。



材料:山ブドウ科の蔓性植物で、20メートルから40メートルの長さに成長します。標高の高い深山に自生します。秋には甘酸っぱい実をつけますが、近年は何故か実をつける蔓が減少しています。
採取:採取の適期は1週間ぐらい。日照条件や標高、生育条件によって一本一本の適期が異なります。採取はひび割れが入らないように丁寧に皮を剥きます。
材料:サルナシ科のツル性植物でやや日陰を好みます。4、5月ごろ梅に似た白い花を咲かせ、夏に3cmぐらいの楕円形のナツメに似た実をつけます。
 マタタビは、「猫にマタタビ」とことわざいになるほど、猫の大好物として昔から珍重されています。名前の由来は、昔、旅人がこの実を食べたところ、元気が出てまた旅ができたことからつけられたともいわれています。
ヒロロ細工の作品。 採取:11月以降 、積雪前に採取します。早い時期に採取したマタタビは肉厚が薄く、材料としては適しません。【寒晒し】 家の軒下につるします。 雪に太陽が跳ね返って紫外線で漂白されます。 寒風で乾燥すると、強度も増してきます。
《ヒロロ細工に用いられる繊維の種類》
(ヒロロ)

ホンヒロロ(ミヤマカンスゲ)とウバヒロロ(オクノカンスゲ)があります。ホンヒロロは二百十日(9月1日)頃から、ウバヒロロは6月末ぐらいから採取します。採取時期が早いと材料の丈が短く強度も劣ります。また、遅いと材料が硬くなり使いづらくなります。

(モワダ)
シナノキの樹皮。シナノキはシナノキ科シナノキ属の落葉広葉樹で、強靭な繊維がとれます。梅雨の時期に伐採して、樹皮を剥ぎ、乾燥させます。

(アカソ)
赤麻とも書きます。イラクサ科カラムシ属の多年草です。梅雨の時期に採取します。根を残しておけば次の年も採取できます。

材料:ホンヒロロ、ウバヒロロ共に水はけが良く、半日陰の土地に群生します。日当たりの条件によって材質が左右されます。 
(野カラムシ)苧麻や青麻とも書きます。イラクサ科カラムシ属の草丈1.5mになる大形の多年生草本です。梅雨の時期に採取します。根を残しておけば次の年も採取できます。
採取:山の恵みを絶やさないための知恵。ヒロロは宿根の多年草。採る時は、根まで抜いてしまわないように、足でヒロロの根元をしっかり踏んでから引きます。葉の小さなものは残して、大きなものを抜きます。
製品:昔から農作業や山仕事などに使われてきた縄籠(スカリ)の技法を活かし、今では手提げバッグやショルダーバッグなど現代風にデザインした形が作られるようになりました。自然素材の素朴な色合いと伝統技術を活かした、品格のある工芸品です。皇室の方もお買い上げになられました。
※価格は、「総額表示(税込)」です。 
●サイズは、径:横×高(単位はcm)です。 
商品の紹介   
【三島太郎工房(仮称)】
・マタタビ米研ぎ笊 (小)
 
¥7,700
 径20×高14
 材 マタタビ 3~4合炊き
 ■商品コードA-09001-1■
・マタタビ米研ぎ笊 (中)
 
¥8,250
 径25×高14
 材 マタタビ 3~4合炊き
 ■商品コードA-09001-2■
 
・マタタビ米研ぎ笊 (大)
 
¥8,800
 径27~30×高16~17
 材 マタタビ 5合炊き
 ■商品コードA-09001-3■
 
     
 
・マタタビ果物篭(中)
 ¥5,500
 上口径26×高10
 底計□13 
 材 マタタビ 
 ■商品コードA-09002-1■
 
・マタタビ果物篭(大)
 ¥6,600
 上口径29×高12
 底計□13
 材 マタタビ 
 ■商品コードA-09002-2■
 
 

【三島花子工房(仮称)】
   
・ヒロロショルダー
 
¥77,000
 横27×巾9×高22
 材 ひろろ、もわだ、あかそ
 ■商品コードA-09006■
 
 内側に布を張り、使い勝手が非常によい。また、手の部分など、消耗し易いが、修繕なども容易に行える。
 

【三島次郎工房(仮称)】
   
・山ブドウ手提げ籠
 
¥115,500
 横32×巾12×高19
 材 山ブドウ
 ■商品コードA-09011■
 
内張りの布が、工夫されており、使い勝手が優れている。 
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