【着物の現状】
 
第69回日本消化器外科学会総会が、2014.07.16〜07.18の3日間、郡山市で開催されましたが、蒲生マユミさん、会津木綿の手提袋のご注文を頂戴いたしました。その際に御注文数の多さから、手提袋の縫製をお手伝いいただきました。そのようなことから、幾度か着物について、お話を伺うことが出来ました。
1)着物を縫製される方が、高齢化から、少なくなったこと。
2)若い方が、着付け教室、着物(和裁)教室等で習っても、それを活かす機会がすくないこと。
3)着物を着る機会が、少ないこと。
 負のスパイラルが、ますます着物社会を狭いものにしている。

(着物文化・伝統技能)
4)着物が、多くの人々の手を経て、仕上がること。
 絹、木綿、麻、毛・・・。
 織りと染、紋様、刺繍、縫製、
 着物、帯、帯紐、和雑貨
5)着物の合理的な仕立て。
 袷の合理的な寸法。
 (表:1反 裏:1反、1反(12尺)の反物を無駄なく裁断することで、美しい着物が、仕立てられること。)
6)着物の美しさ(着物の染色は、日本人の感性によります。)
 和文化は、西洋文化の及びもつかない深遠なものです。
 日本人は、その文化のすばらしさを認識すべき時にあると思います。