・八ツ橋織 男物着尺 ②
 1反                 

 ¥46,300
 
約43cm×12.5m        
  ■商品コードA-19004-2■
    
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八つ橋織とは、表繻子(しゆす)と裏繻子の組織を格子状に配した絹織物をいい、市松風ですが同じ大きさの正方形ばかりでなく大小や長方形などを組み合わせた自由な配置で地紋を現した絹織物のことです。
奥州伊達藩が仙台平ともに保護した絹織物の一種で、向きの異なる綾織の組織を組み合わせて、市松模様を表した織物です。
絹の里川俣にも昔より織り継がれてまいりました。八ツ橋織をアレンジし先染めならではの風合いを生かしました。
[川俣シルクとは]
 福島の養蚕・機織業発祥の地は、川俣町です。
史誌を遡ることおよそ1,300年前、崇崎天皇の妃であった小手姫が古郷を追われ行方不明の息子を探し求めて、ここ川俣の地に辿り着き、桑を植え、養蚕をはじめ、機織りを伝授したと伝えられます。
 この時から絹は川俣の産物として各地に広がり、楯絹の名声は全国に普及しました。
 ※楯絹(館絹)と呼ぶ(古書では安達絹)
 福島の絹織物業は、時代の要請を受けて、ますます発展の一途をたどり、江戸期には、川俣に生糸・羽二重の二七市が定期的に立ち、明治期に入ると、バッタン機を導入、折からの絹輸出ブームの中で、大橋式機織りが発明され機械化による大量生産に成功し、川俣羽二重は一躍一世を風靡しました。
 製品の品質の高さから、1880年代から海外輸出が始まった「川俣シルク」でしたが、化学繊維の普及やアジア諸国からの安価な製品により苦難の道を歩んできました。
 しかし近年、世界のハイブランドデザイナーが川俣シルクの質の高さから再認識され、ヨーロッパをはじめ、世界各国で「川俣シルク」が、注目を浴びています。